東口本宮冨士浅間神社(須走浅間神社) 

東口(須走口)登山道の本宮
東口本宮浅間神社

概要

富士山東(須走)口登山道の起点に鎮座。
正式名称は冨士浅間神社で、須走浅間神社(すばしりせんげんじんじゃ)とも称される。
世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産

随神門
Gate_of_Subashiri_Sengen_Shrine

基本情報

◆所在地 静岡県駿東郡小山町須走126番地
◆公式ホームページ http://www.higashiguchi-fujisengenjinja.or.jp/index.html
◆社格等
旧県社
◆創建 大同2年(807年)
◆札所等 –

祭神

木花咲耶姫命
大己貴命
彦火火出見命

エピソード

創建

平安時代初頭(802年)、富士山東麓が噴火をしたため、須走に斎場を設け、「鎮火祭」を行った。
それにより噴火が収まったため、807年に鎮火祭の跡地に、社殿を造営した。

交通の要所

江戸時代には東口登山道=須走口登山道の本宮として、駿河国と甲斐国を結ぶ交通の要所であった須走村(現・駿東郡小山町須走)の宿場町とともに栄えた。

御師

浅間神社神主の下に編成された須走村の御師は小田原藩及び京都の吉田家の庇護を受け、その活動は関東一円に広がった。
特に宝永大噴火によって須走村がほぼ全焼全壊し、農業が壊滅的な打撃を受けると御師などの富士登山関連に依拠する側面が強まった。
これを統制するために寛延2年(1749年)に浅間神社の神主と小田原藩の主導で既存御師12名と御師活動を行う有力百姓5名の計17名で御師株が結成され、彼らのみが御師として神職待遇を受ける事が認められた。

境内にある富士講の記念碑
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記念資料館

2007年(平成19年)、御鎮座1200年の佳節を迎え、記念事業の一環として社務所2階には富士講や社宝等を展示する記念資料館が併設された。

天然記念物の木

ハルニレの巨木 – 静岡県天然記念物に指定
東口 ハルニレ

根上がりモミの木 – 小山町天然記念物に指定
東口 モミの木

エゾヤマザクラ – 静岡県天然記念物に指定
東口 さくら

狛犬

「獅子の子落とし」を模する富士塚の狛犬(阿形)
Guardian_lions_of_Subashiri_Sengen_Shrine

信しげの滝

富士講の信者が神社を詣でる際に、滝壺の水で身を清めたという。
正面鳥居の左わきにある。富士山の湧水が集まって流れる精進川から引き込まれた水が、神社の境内向かって右側の林の中の水路を通り、小さな滝となって流れ落ちている。
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