宝登山神社

ヤマトタケル伝説をもつ火の三神を祀る社
HodosanJinja_Honden

概要

宝登山山麓に鎮座。(奥社は山頂)
参拝者は、年間100万余を数える。
ヤマトタケルが東征の際、宝登山で山火事に合い、巨犬に助けられたという伝説から、火の神三神を祀り、巨犬を大口真神として祀る。
山名もこの逸話から「火止山」となり、転じてのちに「宝登山」となったという。
火災盗難よけ・諸難よけの守護神としての御神徳が高い。
秩父神社・三峯神社とともに秩父三社の一社。

基本情報

◆所在地 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1828
◆公式ホームページ http://www.hodosan-jinja.or.jp/
◆社格等
旧県社
別表神社
◆創建 (伝)景行天皇41年(111年)
◆札所等 秩父三社

祭神

祭神は以下の3柱。
神日本磐余彦尊 (かんやまといわれひこのみこと、神武天皇)
大山祗神 (おおやまづみのかみ)
火産霊神 (ほむすびのかみ)

エピソード

創建伝説

社伝によれば、景行天皇41年(111年)、天皇の皇子・日本武尊による東征の際、尊が遥拝しようと山頂に向っていると巨犬が出てきて道案内をした。その途中、東北方より猛火の燃えて来るのに遭い、尊の進むことも退くこともできない状態になってしまった。すると巨犬が猛然と火中に跳入り火を消し止め、尊は無事頂上へ登り遥拝することができた。尊は巨犬に大いに感謝したところ、忽然と姿を消した。このことから「火止山」の名が起き、のちに「宝登山」となったという。また巨犬は大山祇神の神犬であった事を知り、防火守護のため火産霊神を拝し、その後山麓に社殿を建て三神を鎮祭した。これが当社の起源であるとされる。

玉泉寺

永久元年(1113)の開基。宝登山神社境内にある寺院。真言宗智山派に所属。地蔵菩薩を安置。
宝登山 玉泉寺

みそぎの泉

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東国平定の途すがら、山ろくの泉で「みそぎ」をされ、ホド山に登られたと伝えられます。この泉は「玉の泉」とも称し、往時をしのぶよすがとしています。
みそぎの泉 宝登山

みそぎの泉 宝登山2

日本武尊社

最もゆかりの深い日本武尊の御神霊をおまつりしたお宮です。5月2日(八十八夜)の奥宮祭の時は、ここから御神霊を神輿にお乗せして、奥宮へ向かいます。
日本武尊社 宝登山 tripadvosor

藤谷淵神社

s藤ヶ谷淵神社 宝登山
以下の御祭神がひとところに祀られています。

◆伊勢大神
(天照大神/あまてらすおおかみ・豊受大神/とようけのおおかみ)
◆八坂大神
(素戔嗚命/すさのおのみこと)
◆野栗大神
(野栗大神/のぐりのおおかみ)
◆諏訪大神
(建御名方神/たけみなかたのかみ)
◆琴平大神
(大国主命/おおくにぬしのみこと)
◆熊野大神
(伊弉冉命/いざなぎのみこと)
◆榛名大神
(埴山毘売命/はにやまひめのみこと)
◆竃三柱大神/かまどみはしらのおおかみ
(奥津比古命/おくつひこのみこと・奥津比売命/おくつひめのみこと・火産霊命/ほむすびのみこと)
これは、明治時代まで、藤谷淵村(現在の長瀞町長瀞)の各所にあった8社の神社を,この地に遷座しておまつりしたことによるものです。

ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン1つ星

2011年5月に発行の「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン(フランス語版第2版)」において、1つ星に選定された。

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