天孫降臨の道案内をした猿田彦神を祀る交通安全・方位除けの神社
基本情報
◆所在地 三重県伊勢市宇治浦田2-1-10
◆公式ホームページ http://www.sarutahikojinja.or.jp/
◆社格等 無格社・別表神社
祭神
主祭神 猿田彦大神
天孫降臨の道案内をした神
大田命
猿田彦の子孫で、天照大神の鎮座地を伊勢の地に定める先導をした。
エピソード
天照大神の伊勢鎮座の先導
猿田彦神はニニギの天降りの先導を終えた後、伊勢の五十鈴川の川上に鎮まった。
その子孫の大田命は天照大神を祀る地として倭姫命に五十鈴川川上の地を献上した。(倭姫命世記)
創建
大田命の子孫は宇治土公(うじのつちぎみ)と称し、神宮に玉串大内人として代々奉職したが、その宇治土公が邸宅内の屋敷神として祖神の猿田彦を祀っていた。
その屋敷神を改めて神社としたのが猿田彦神社である。
信仰
猿田彦神がニニギの先導をし、大田命が天照大神の鎮座地を定めたことから
交通安全・方位除けの神社として信仰されている。
本殿
本殿は「さだひこ造り」と呼ばれる特殊な妻入造である。
八角柱の鳥居
欄干や鳥居には八角形の柱が使用されている。
御田祭
5月5日の御田祭は、三重県の無形民俗文化財に指定されており、神饌として飛魚を献上する風習がある。
佐瑠女神社(さるめじんじゃ)
境内には、天降りの際に猿田彦神と応対した天宇受売命を祀る佐瑠女神社(さるめじんじゃ)が猿田彦神社の本殿に向かい合うように建っており、芸能の神として信仰されている。
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