榛名神社

榛名山をご神体とする神社
榛名神社

概要

榛名山をご神体とする神社。
参道は清流に添い、空を覆う老杉や巨岩奇岩・厳かな森に心奪われる
社殿は、文化財的な価値が高く、6つが重要文化財に指定されている。

基本情報

所在地 群馬県高崎市榛名山町849
公式ホームページ http://www.haruna.or.jp/
社格等 式内社・県社
創建 用明天皇元年(586年)

祭神

主祭神
火産霊神(カグツチ)・・・火の神
当神の出産時の火傷が元でイザナミが死んだため、イザナギに殺されたという逸話を持つ。

埴山姫神(ハニヤス)・・・土の神

相祀神
水分神・・・水の神
高靇神・・・水の神
闇靇神・・・水の神
大山祇神・・・山の神
大物主神・・・蛇神であり水神または雷神 大国主神の和魂神
木花開耶姫神・・・天孫ニニギの妻で大山祇神の娘。神話一の美女とされる。

エピソード

上毛三社

赤城山・妙義山と共に上毛三山の一つとされる榛名山の神を祀る。
他の二山にもそれぞれの山岳信仰の中心となる神社があり、合わせて上毛三社と言われることがある。

神仏習合

古くから神仏習合が定着し、山中には九世紀ごろの僧坊とされる巌山遺跡がある。

南北朝時代
上野寛永寺の下に属し、高崎市中里見町の光明寺から別当が派遣されて管理がされた。

近世
戦国時代に衰退するも、天海僧正によって復興された。
東叡山輪王寺宮兼帯所となり、榛名山巌殿寺・満行宮と称していた。

重要文化財

古い建物が残り、文化財として高い評価を受ける建物が残る。
重要文化財として6つの建物が指定されている。

本殿(本社・幣殿・拝殿) – 春日造本社と入母屋造拝殿の間を幣殿でつないだ複合社殿。権現造。棟札により文化3年(1806年)の建立と判明する。屋根を銅板葺きとし、柱、梁などの各所に華やかな彩色と彫刻を施している。本社は背後の御姿岩と接続しており、御姿岩内の洞窟に御神体を祀っている。

榛名神社の本殿

榛名神社本殿の彫刻

国祖社及び額殿(1棟) – 本社・幣殿・拝殿の向かって左に建つ。国祖社は元々勝軍地蔵と阿弥陀仏を安置していた本地堂で、享保年間(1716 – 1735年)の建築、接続する額殿は文化11年(1814年)の建築。本来は神楽拝観所。
榛名神社の国祖社
 
神楽殿 – 明和元年(1764年)の再建。舞台は板張りで三方吹放ちとして、格天井には花鳥図や神楽面が描かれている。
榛名神社の神楽殿

双龍門 – 安政2年(1855年)の建立。入母屋造銅板葺きの四脚門。竜の彫刻や水墨画が施されていることから双龍門と呼ばれるようになった。
榛名神社の双龍門

神幸殿 – 安政6年(1859年)の建立。神幸祭のとき神輿が出御しとどまる社殿。古制により彩色は施されていない。
榛名神社の神幸殿

随神門 – 弘化4年(1847年)の建立。入母屋造、瓦棒銅板葺きの八脚門。元来は仁王門、神仏判然令が出されたとき隋神門と呼ばれるようになった。
榛名神社の随神門

八重垣神社

スサノオとクシナダ姫の故事で有名な縁結びの神社
八重垣神社

基本情報

◆所在地 島根県松江市佐草町227
◆社格等 式内社(小)
県社
別表神社
◆本殿の様式 大社造
◆札所等 出雲國神仏霊場14番

祭神

主祭神
素盞嗚尊(スサノオ)
櫛稲田姫(クシナダ姫) スサノオの妻神

配祀神
大己貴命(大国主神)スサノオの子孫で芦原中国を平定した神
青幡佐久佐日古命 スサノオの子

エピソード

歴史

スサノオの八岐大蛇退治の際に櫛稲田姫が当社の奥の院に身を隠したと伝えられる。
当地は、スサノオの子神の青幡佐久佐日古命が祀られる佐久佐神社の境内であったが、八重垣神社が、素盞嗚尊(スサノオ)・櫛稲田姫(クシナダ姫)が遷座し、後に合祀され、社名を八重垣神社に改めた。
遷座前は、素盞嗚尊が八岐大蛇を退治した後、櫛稲田姫との住居を構えたという須賀(現在の雲南市大東町須賀)の地(須我神社)に創建されたとされる。

鏡の池

稲田姫命が、スサノオノミコトに勧められ、この社でヤマタノオロチから身を隠している間、鏡代わりに姿を映したと伝えられる神池。
良縁占い(銭占い)が行われる。
社務所で売られている薄い半紙の中央に、小銭を乗せて池に浮かべると、お告げの文字が浮かぶという手法。紙が遠くの方へ流れていけば、遠くの人と縁があり、早く沈めば、早く縁づくといわれる。
紙の上をイモリが横切って泳いでいくと、大変な吉縁に恵まれるという。
八重垣神社の鏡の池

御神木

「連理の椿」
八重垣神社の連理の椿

「夫婦杉」
八重垣神社の夫婦杉

板絵著色神像

本殿板壁画。重要文化財。
社伝では寛平5年(893年)、巨勢金岡の作とするが、実際の制作年代については室町時代頃と推定されている。
なお、神像の描かれている板壁は、年輪年代測定法により13世紀に伐採された杉材を使用していることが判明しており、壁画の制作もこの頃までさかのぼる可能性がある。
板絵著色神像

猿田彦神社

天孫降臨の道案内をした猿田彦神を祀る交通安全・方位除けの神社
猿田彦神社御殿

基本情報

◆所在地 三重県伊勢市宇治浦田2-1-10
◆公式ホームページ http://www.sarutahikojinja.or.jp/
◆社格等 無格社・別表神社

祭神

主祭神 猿田彦大神
天孫降臨の道案内をした神

大田命
猿田彦の子孫で、天照大神の鎮座地を伊勢の地に定める先導をした。

エピソード

天照大神の伊勢鎮座の先導

猿田彦神はニニギの天降りの先導を終えた後、伊勢の五十鈴川の川上に鎮まった。

その子孫の大田命は天照大神を祀る地として倭姫命に五十鈴川川上の地を献上した。(倭姫命世記)

創建

大田命の子孫は宇治土公(うじのつちぎみ)と称し、神宮に玉串大内人として代々奉職したが、その宇治土公が邸宅内の屋敷神として祖神の猿田彦を祀っていた。
その屋敷神を改めて神社としたのが猿田彦神社である。

信仰

猿田彦神がニニギの先導をし、大田命が天照大神の鎮座地を定めたことから
交通安全・方位除けの神社として信仰されている。

本殿

本殿は「さだひこ造り」と呼ばれる特殊な妻入造である。
さだひこ造り

八角柱の鳥居

欄干や鳥居には八角形の柱が使用されている。
猿田彦神社の鳥居正面

御田祭

5月5日の御田祭は、三重県の無形民俗文化財に指定されており、神饌として飛魚を献上する風習がある。
猿田彦御田祭り

佐瑠女神社(さるめじんじゃ)

境内には、天降りの際に猿田彦神と応対した天宇受売命を祀る佐瑠女神社(さるめじんじゃ)が猿田彦神社の本殿に向かい合うように建っており、芸能の神として信仰されている。
佐瑠女神社

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二見興玉神社

二見興玉神社 夫婦岩で知られる禊の社
二見興玉神社

概要

伊勢参りの前には、かつては、二見ヶ浦。
現在は、当社で禊を行うのが習わしとされている。
有名な夫婦岩の沖合に沈む興玉神石を拝する神社である。
三重県では2番目に参拝者が多い。
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基本情報

◆所在地 三重県伊勢市二見町江575
◆公式ホームページ
◆社格等
旧村社・別表神社
◆創建
◆札所等

祭神

猿田彦大神
天孫降臨の際に道案内を務めたことから、「道開き(導き)の神」と言われる。

宇迦御魂大神
食物神

綿津見大神(境内社 龍宮社)
イザナギが黄泉の禊をした時に、生まれた海の神

大若子命(飛地境内社 栄野神社)
伝承上の伊勢(いせ)神宮の初代大神主

エピソード

二見浦

伊勢湾に注ぐ五十鈴川の河口に形成された三角州状の地帯。
国の名勝に指定され、日本の渚百選にも選ばれている。
以前は、伊勢神宮参拝の禊場でもあった。

夫婦岩(めおといわ)

夫婦岩(めおといわ)は太陽神:天照大神と猿田彦に縁ある興玉神石を拝む鳥居の役目を果たしている。
いつ始まったものかは、不明だが、江戸時代中期には『伊勢参宮名所図会』に大注連縄を張った夫婦岩の絵が載せられている。

夏至の前後約4か月間は、夫婦岩の間から御来光が拝める。
特に夏至の前後2週間ほどは、方位角約61度距離およそ200kmの彼方にある富士山山頂付近からの御来光となる(ダイアモンド富士)。

冬至の頃には夫婦岩の間より昇る月を見ることができる。
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カエル

当社の祭神 猿田彦の神使は蛙で、蛙の塑像を献納されるため、境内には多くの蛙像が並んでいる。
これは「蛙」の「カエル」に「無事に帰る」「貸した物が還る」「お金が返る」の「カエル」を掛けた 験担ぎである。
蛙

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竜宮社

東参道に入った所に位置する海の守り神・綿津見大神(わたつみのおおかみ)を御祭神とする神社。
毎年、旧暦の5月15日には龍宮社の例祭に併せて津波災害の供養と海上安全を祈願して郷中施(ごじゅうせ)が行われます。
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初詣来場数人気ランキング(大阪編)

初詣とは?

初詣は、大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神の社に籠る「年籠もり」の習慣から始まりました。
やがて、大晦日の夜の「除夜詣」と元日の朝の「元日詣」との2つに分かれました。
江戸時代までの「元日詣」は、氏神もしくは恵方の社寺への参詣が基本で、現在のように有名な寺社に参詣することが一般化したのは、明治中期以降のことです。
また、寺社への参拝のために、鉄道が引かれるなど(成田山新勝寺が典型)交通網の発達は、有名寺社への初詣参拝を飛躍的に押し進める結果となりました。

初詣の参拝者数が意味するもの

ほとんどすべての寺社が、初詣を行事化していますので、初詣の人手は、寺社(パワースポット)の一般的な人気を図る上で、非常にわかりやすい指標です。
もちろん寺格・社格を図る指標にもなりえますが、交通アクセスやキャパシティ(収容人数)も人手に強い影響を与えますので、アクセスが悪く、来場数は多くないけど由緒正しき寺社が多くあることも忘れないでください。

初詣の参拝者数値について

多くの寺社は、各々初詣の人手を発表していますが、比較的多めに発表する傾向があるため、あまり信用はできません。

2009年までは、警察が、初詣の来場数を発表していました。
これもどこまで正確かは不明ですが、中立的な数字として採用したいと思います。

大阪の初詣参拝者数ランキング

大阪の初詣参拝者数ランキングの傾向

住吉大社の圧倒的一強

大阪の初詣参拝者数ランキング

大阪

1位 住吉大社(大阪市住吉区)   260万人
2位 大阪天満宮(大阪市北区)   55万人
3位 大鳥大社(堺市西区)    50万人
4位 杭全神社 (大阪市平野区)     30万人
5位 生國魂神社(大阪市天王寺区)    20万人
6位 枚岡神社(東大阪市)     13万人
7位 服部天神宮 (豊中市)     8万人
8位 方違神社(堺市堺区)   5万人
9位 露天神社 (大阪市北区)     3万人
10位 日根神社(泉佐野市)  1万人

大阪の初詣参拝者数ランキング寺社紹介

1位 住吉大社(大阪市住吉区)   260万人

 http://www.sumiyoshitaisha.net/
国宝の社殿4棟をもつ2300社ある住吉神社総本社
住吉大社

2位 大阪天満宮(大阪市北区)   約55万人

 http://www.tenjinsan.com/index.html
日本三大祭「天神祭」で有名な「天満(てんま)の天神さん」
大阪天満宮

3位 大鳥大社(堺市西区)    50万人

 http://www.city.sakai.lg.jp/kanko/sakai/alacarte/jinja.html#outoritaisha
日本武尊伝説を起源とする大鳥神社総本社
大鳥神社の拝殿

4位 杭全(くまた)神社 (大阪市平野区)     30万人

 http://www.kumata.jp/
全国唯一の連歌所と、だんじり祭で有名な社
杭全神社

5位 生國魂神社(大阪市天王寺区)    20万人

 http://ikutamajinja.jp/
大阪三大夏祭り「いくたま夏祭」で有名な大物主大神を祭神とする社
生國魂神社

6位 枚岡神社(東大阪市)     13万人

 http://www.hiraoka-jinja.org/index.html
春日大社の藤原氏祖神分霊元「元春日」として知られる。
枚岡神社

7位 服部天神宮 (豊中市)     8万人

 http://www.apsara.ne.jp/hattori-tenjingu/indexj.html
少彦名命と菅原道真を祀る「足の神様」
服部天神宮の社殿

8位 方違神社(堺市堺区)   5万人

 http://www.hochigai-jinja.or.jp/
スサノオを祀る方災除けの社
方違神社の拝殿

9位 露天(つゆのてん)神社 (大阪市北区)     3万人

 http://www.tuyutenjin.com/
近松門左衛門『曽根崎心中』の舞台とされる通称「お初天神」
露天神社

10位 日根神社(泉佐野市)  1万人

 http://www.rinku.zaq.ne.jp/hine-jinja/
初代天皇「神武天皇」の父を祭神とする社
日根神社